救急車のサイレンに対する意外な苦情が急増中!?「サイレンの音を止めて!」あなたの意見は?
2024/04/09

最近、全国各地の消防本部に、救急車のサイレンの音が「うるさい」という苦情が増えているという報告が相次いでいます。救急車のサイレンの音量は法律で規定されており、メーカーは負担を軽減するためにさまざまな工夫をしていますが、音量を一定以下に下げることはできません。

東京消防庁の報告によると、特にサイレンに関する苦情や要望が増加しており、その中には同一人物からのものが約190件含まれています。2017年から2019年にかけては年間約100件の苦情があったものの、2020年以降は142件へと増えているようです。苦情の内容は、主に「深夜の住宅街でサイレンの音を止めてほしい」「サイレンやアナウンスがうるさい」というもので、眠っていた子どもが起きてしまう、病院が近いために聞く度に不安になるといった理由が挙げられています。

緊急走行中の救急車は、法律によりサイレンと赤色の警光灯の使用が義務付けられています。サイレンの音量は前方20メートルで90デシベル以上120デシベル以下と定められており、これを下回る音量に設定することは禁止されています。このため、東京消防庁は「夜間であっても、歩行者や自転車などの通行が考えられるため、事故防止の観点からサイレンの使用が必要である」との立場をとっています。

このように、救急車のサイレンに関する苦情は増えていますが、その重要性や必要性を理解し、共存の道を模索することが今後の課題となっています。サイレンの音に関する皆さんの意見や感想はどうでしょうか?

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