2017年6月、ある専業主婦の母親が「ALアミロイドーシス」という難病と診断された。症状が進行し、化学療法を試みながらも骨髄移植のチャンスを逃し続け、11月末には日常生活にも支障をきたすようになった。常に強い姿を見せていた母は、病室で娘に対し、「もしもの時は、あんたのところに生まれ変わってくる」という言葉を残した。これは、不妊治療を続ける娘へのエールでもあった。母はかつて自身も不妊治療の経験があり、その言葉には特別な意味が込められていた。
その後、母の病状はさらに悪化し、12月には57歳の若さでこの世を去った。母の死から3ヶ月後、女性は自然妊娠が発覚。これはまさに母の言葉どおりの奇跡と言える。女性は、母の看病のために治療を一時休止していたため、この妊娠は想定外の喜びだった。
この物語は、女性がTwitterに投稿した際に大きな反響を呼び、多くの人々を感動させた。女性は出産を控え、母に対する感謝の気持ちとこれからの決意をつづった。「愛情いっぱいで育てるから、見守っていてほしい。また会えるその日まで、たくさんの話を溜めておくから」とメッセージには書かれていた。
この話は、命のつながりと親子の絆の深さを改めて教えてくれるものだ。ネット上では「お母さんからの最高のプレゼント」と感動の声が多数寄せられ、人生の奇跡や家族の絆の素晴らしさについて、多くの人々が思いを馳せた。