公共交通機関でたまに見かける、迷惑をかける客に対して、一般的に日本人は声を上げずに我慢することが多いです。そんな中、ある子供の率直な一言が、迷惑行為をしていた男性を思いとどまらせる出来事が注目を集めています。バスが定刻に出発しようとドアを閉めるその時、ある男性がわざと杖を挟んで出発を妨げ、「もう一人待っているから待ってほしい」と運転手に訴えました。
運転手は「発車時刻ですので、申し訳ありません」と丁寧に応えるものの、男性は「すぐに来るから」と一歩も引かず、運転手との間に緊張が走ります。その光景を目にした一人の子どもが、「ねえママ、杖はそんな風に使うもの?」と無邪気に質問しました。
その子どもの声が、まるで魔法のように男性に影響を与え、彼は何かを悟ったように杖を引き、場を去りました。
大人だったらなかなか出せない言葉、またその状況で声を出すこと自体が難しい中、子どもの純粋な一言が大きな影響を与えたのです。
この出来事に対し、ネット上では「子供の純粋さには敵わない」「子供の声でアナウンスすればどうか」「子供のストレートな意見には反論できない」といった多くの称賛のコメントが寄せられました。
バスにいた人々は、この一幕によって大きな安堵感とともに、「スカッと」する体験をしたことでしょう。問題が平和的に解決し、誰一人傷つくことなく事が終わったのは、何よりの幸いでした。