震災で奪われた当たり前の幸せな時間。しかし、その中で新たな家族の絆を見つけた女性がいた。姑と私は上手く噛み合っていないと感じていたが、大震災に遭遇した時、姑の真の心根を知ることができた。姑は私達家族を守るため、足が悪いにもかかわらず、自分自身を見捨てる決断をした。そして、産後の私の面倒を見るため、自分の健康を犠牲にしてマッサージをしてくれた。避難所では、看護士として活躍し、周りを元気づけた。未曾有の災害で出会った、血の繋がらない家族の絆は、今も尊い宝物であり、忘れられない思い出である。
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