オーストラリアの有名な銀行、ウエストパックが重大なミスを犯した事件が話題になりました。誤って5億円もの大金がマレーシア出身の若い女子大生、クリスティーン・リーの口座に振り込まれたのです。彼女は当初、その金額を目にして躊躇いましたが、やがて少しずつなら問題ないかもしれないと思い至り、日々5千ドルを別の口座に移していくことにしました。
この行為が続いた結果、1年で約3億7千万円相当を不正に使用してしまいました。21歳の彼女は、この予期せぬ富を享受し、高級ブランドのバッグや服を購入し、家賃月33万円の高級マンションに引っ越しました。このマンションからはシドニーのハーバーブリッジを一望できるほどでした。しかし、彼女は金が尽きることを全く心配していなかったようです。
4年後、クリスティーンは空港で逮捕されることになります。逮捕のきっかけは学生ビザの違反でしたが、大金を不正に使ったことに対しても保釈金約10万円で一時的に解放されました。現在も彼女は保釈中で、銀行との間の裁判はまだ続いています。
この出来事に対してネット上では様々な意見が飛び交っています。中には「何億も使っても簡単に釈放されるのか」と驚く声や、「銀行のミスが原因だから裁判の結果が気になる」という意見もあります。また、自分だったら使うのが怖いという声や、彼女を見る周囲の人々が宝くじに当選したかのように感じていたのではないかと推測するコメントも見られます。