日本は「おもてなし」の国として世界に知られていますが、その高いサービス水準にも関わらず、時には信じがたいクレームが寄せられることがあります。最近、話題となっているのは、あるバス会社への驚くべきクレームについてです。
「またくだらないクレームが急ぐならタクシーを利用してください。バスには定時が存在し、特定の個人のためだけに動いているわけではありません。そして、休憩中に松屋で食事をしていることが何故問題なのでしょうか」というのが、このバス会社に届けられたクレームの趣旨です。このクレームは、業務の休憩中に牛丼を食べていたバス運転手に対してのものでした。
クレーマーは次のバスの出発時刻を運転手に尋ね、30分後との回答を受けた後、自身が希望する循環バスに早く出発するよう要求しましたが、休憩時間中であるため対応不可能だと断られました。結局、運転手は自分では対応できないとして会社への連絡を勧めたのです。「運転手はマニュアル通りの対応しかできないのか?」というのが、そのクレーマーの不満の内容でした。
バス会社からは「乗務員の対応に問題なし」という回答があり、この一連のやり取りには多くの人から支持の声が寄せられました。「定時に合わせてバスに乗りたい人はどうするの?」「なんて勝手な要求だ」「客のマナー教育が必要だね」「むしろ休憩を邪魔された運転手がかわいそう」といったコメントが集まりました。
バスの運転手に早く出発するよう要求すること自体が非常識であり、断られたことに怒り、クレームを入れるとは、一体どんな心理状態なのでしょうか。バス運転手の皆さんは常に多大な努力をしています。