年に一度、8000キロの大旅行!命の恩人に会うため海を越えるペンギンの物語
2024/04/09

リオデジャネイロ沖の静かな島から、世界が感動した物語が届きました。それは、年に一度、8000キロもの長い距離を泳ぎきって、命の恩人に再会するペンギン、ジンジンの話です。

この物語の主人公、ジンジンはある日、島のビーチで油にまみれ、死にかけているところを、島に住む71歳のジョアン・ペレイラ・デ・ソウザさんによって発見されました。ジョアンさんは、漁師としての豊かな経験を生かし、ジンジンを看護しました。献身的なケアのおかげで、ジンジンは元気を取り戻し、しかし海に戻そうとすると、再びジョアンさんのもとへと戻ってきました。結局、ジンジンはジョアンさんと11か月間共に暮らすことになります。そしてある日、ジンジンは突然姿を消しました。ジョアンさんは、ジンジンが自然へ戻ったのだと納得しました。

しかし、その2か月後の驚くべき再会がありました。ジンジンは、8000キロの距離を泳いでジョアンさんのもとへと帰ってきたのです。この再会から、ジンジンは毎年、繁殖期が終わるとジョアンさんのもとへと戻ってくるようになりました。この驚異的な行動は4年間続き、二人の間には強い絆が生まれました。

ジンジンとジョアンさんの物語は、多くの人々に感動を与えています。ビデオには二人の仲の良さが映し出されており、ジンジンがジョアンさん以外の人にはなつかない様子も捉えられています。この唯一無二の絆は、自然界の不思議と人間の優しさが織りなす、心温まる物語として世界中で話題になっているのです。

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