歌舞伎界を代表する名優・市川團十郎が、2020年6月、ブログで電撃再婚を発表し、日本中に衝撃が走りました。2013年に最愛の妻・小林麻央さんを亡くしてから7年。悲しみを乗り越え、新たな伴侶を得た團十郎さんに、祝福と応援の声が多数寄せられました。
再婚相手は、一般女性のA子さん。團十郎さんよりも10歳年下で、梨園関係者ではなく、一般企業に勤める女性だと報じられています。
二人の出会いは、麻央さんが闘病中だった2015年。知人の紹介で知り合ったA子さんは、当時、闘病生活を送る麻央さんと、幼い二人の子供を抱えながら懸命に仕事と向き合う團十郎さんの姿を見て、心を打たれたといいます。
その後、麻央さんが旅立った後も、A子さんは團十郎さんや子供たちを支え続けました。團十郎さんの舞台に足繁く通い、子供たちの世話も積極的に行うなど、献身的な姿は、周囲の人の心を温かくしました。
そして、時間をかけて愛を育んできた二人は、ついに結婚を決意。
團十郎さんは、ブログで「人生の苦楽を共にする伴侶として、また、私どもの子供達の母として、新たな道を歩んでいきたいと思っております」と、再婚への決意を綴っています。再婚発表後、A子さんは、梨園の妻として、歌舞伎界の伝統や慣習を学ぶため、懸命に努力を続けているそうです。慣れない環境の中で、戸惑うことも多いでしょうが、團十郎さんを支えたいという強い気持ちと、持ち前の明るさで、周囲の人たちとも徐々に打ち解けているようです。
團十郎さんは、再婚会見で「(A子さんは)本当に太陽のような人。僕を笑顔にしてくれる」と、A子さんへの深い愛情を語っています。
麻央さんとの別れという、大きな悲しみを経験した團十郎さん。A子さんとの出会いは、彼の人生に再び光を灯してくれたに違いありません。
これから、梨園の妻として、そして、二人の子供たちの母親として、A子さんが歩む道は、決して平坦ではないかもしれません。しかし、團十郎さんと共に、愛と笑顔あふれる家庭を築いていってほしいと願うばかりです。